ユニットバスのリフォームは大変？工事の流れや工事にかかる日数をご紹介

一日の疲れを癒す浴室は、こだわって快適な空間にしたいものです。浴室が老朽化してきた、洗い場が寒い、最新の設備のものにしたいなど快適さに欠ける浴室は、リフォームを検討してみてはいかがでしょうか。浴室にはタイル張りのものやユニットバスタイプのものがあるものの、ユニットバスの普及率は今や90％以上だといわれています。そこで今回は、ユニットバスへのリフォームについて、工事の流や工事にかかる日数などを解説していきましょう。

ユニットバスとは？

ユニットバスとは、壁や天井、床や浴槽の一体化している浴室のことです。あらかじめ完成されている床や壁、天井や浴槽のパーツを施工現場に搬入後、組み立てていきます。ユニットバスは浴室内のパーツが一体化しているため。掃除がしやすく気密性も高いのが魅力でしょう。パーツを組み立てるだけなので、工期も短くて済みます。

 

在来工法からユニットバスにリフォームする流れとは？

かつての浴室の大部分は、タイル張りで床や壁、浴槽などのパーツをそれぞれ好みのサイズにカスタマイズして設えた「在来工法」を採用していました。すでに決まった規格のパーツを組み合わせる「ユニットバス」とは大きく異なる工法で、浴室は作られていたというわけです。このような在来工法の浴室から、ユニットバスへのリフォームについて、流れを紹介していきます。

解体工事

廊下などを養生した上で、現在の浴室を解体していきます。窓やドアも取り壊していきます。この日から、お風呂には入れなくなるので気を付けましょう。

床コンクリートの基礎工事

在来工法からユニットバスへとリフォームする際には、床を新たに作り直す必要があります。そのため、コンクリートを打って乾燥させます。

木工事・土台工事・断熱材設置

コンクリートを乾かしている間、窓やドアの枠組みや、床の木組みといった木工事を行います。また、壁に断熱材を入れたり、シロアリなどで腐っている土台を取り替えたりも、必要に応じて行います。

ユニットバスの組み立て

ユニットバスを搬入し、床から壁、天井の順で組み立てていきます。ドアや照明、換気扇も取り付けたら、目地のコーキングをして乾かします。

電気工事・給水配管設備工事

配管や電気系統の設備工事を行って、リフォーム完了です。

 

ユニットバスの入れ替えリフォームの流れとは？

ここからは、古いユニットバスから新たなユニットバスへの入れ替えリフォームをする際の流れを簡単にお話しします。

解体工事

現在のユニットバスを解体していきます。既存の配管などがそのまま使える場合は、残しておきます。その分工期が短くなるでしょう。

木工事

窓やドアの枠などの木工事を行います。

ユニットバスの組み立て

新しいユニットバスを搬入し、床・壁・天井の順に組み立てていき、照明やドア、換気扇も取り付けます。目地をコーキングしたら、乾かします。

電気工事・給水配管設備工事

給水管や排水管、照明の配線や換気扇ダクトの設備工事を行い完成となります。

 

ユニットバスのリフォームにかかる日数とは？工期の延びるケースとは？

ユニットバスのリフォームにかかる日数は、工事内容によって異なります。新しいユニットバスへの入れ替えリフォームの場合、2・3日程度で完了するケースがほとんどです。一方で在来工法の浴室からユニットバスへとリフォームする場合には、床の解体や基礎工事が加わるため、5・6日の工期が必要となるでしょう。ただし次のような場合には、通常よりも工期の延びる場合があります。

ユニットバスのサイズを変更する場合

ユニットバスには、0.75坪サイズや１坪サイズ、1.25坪サイズなど数種類のサイズが用意されています。ユニットバスの入れ替えリフォームでも、サイズ変更を伴う場合には通常より工期の延びることになります。また、メーカーによっても外寸の異なるケースもあるので、事前にチェックした方がいいでしょう。

動線がスムーズでない場合

大きなユニットバスのパーツやさまざまな設備機器を使用するリフォームのため、浴室までの動線がスムーズでないと搬入に時間がかかり工期も伸びてしまう可能性があります。事前に動かせる家具などは動かし、動線を広く確保するといいでしょう。

乾燥に時間がかかる時期

コーキングやコンクリートには、１日程度の乾燥時間が必要です。ただし湿度の高い真夏や気温の低い真冬などは、他の季節よりも乾くのに時間のかかる傾向にあります。

 

まとめ